下克上受験
「下剋上受験」
「下克上受験」という本が話題になっていたので読んでみました。
サブタイトルは、「両親は中卒 それでも娘は最難関中学を目指した!」とあります。
中卒の父親(昭和43年生まれ)と、勉強好きではありますが偏差値41の娘さんが進学塾に行かずに桜蔭中学校を目指す話です。下克上受験というタイトルが上手いですね。
著者は、桜井信一さん。娘さんの勉強のサポートをするのですが、半端ではありません。
中学受験というのは子どもだけの闘いではなく、親の闘いでもあるのだというのがヒシヒシと伝わってきます。
本の冒頭の方で、桜蔭中学校の受験結果を明かしておられます。
結果を知りながら読み進めていくことになりますが、ユーモアのある文体で、350ページほどの分厚い本を飽きさせることなく、何度も考えさせられながら読めました。
<下克上受験 目次>
序章 絶望と猛追
第一章 こんな場所にいてはいけない
第二章 中学受験というギャンブル
第三章 異常な水準の世界
第四章 本当の馬鹿を理解して欲しい
第五章 父さんは人柱になる
第六章 受験前夜
第七章 「最難関」の本当の意味
なお、娘さんに教えた算数の解き方は、「下剋上算数」という本に収録されています。
<勉強したい中学生さんへ>
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